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「映画通」ではないが映画を観るのは好きな「なんちゃって映画好き」であるところの私Manboによる映画の感想など。ドワーフ好き。アカウント名はmanballですが本名はManboなのです
by manball


ザ・ターゲット
2002
原題:The Piano Player
65/100


幼少時に両親を何者かに殺された過去のトラウマを持つ一流のヒットマンが、
マフィアから狙われている会計士とその娘の身辺警護の依頼を受けるのだが…。
(面倒なのであらすじは一部Amazonから転載)

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なんだか、とても変な映画でした。
あらすじから想像する感じというと
こう、襲ってくる刺客から逃げながら
依頼主のロバート・ナイルさんを守って逃避行…みたいなのだと思いますが、
実際、前半部分はその通りでした。
ところが中盤から妙な方向に話がそれて行き、
なんのことはない、最初から描きたかったのはこういうことだったのか、と納得(笑)
でも私は好きですよ、こういうの(笑)








以下ネタバレを含む「ザ・ターゲット」の感想





てなわけで上にも書いたとおり、
中盤で突然おかしくなるというか、スイッチが入ったというか、
いきなりデニス・ホッパーがかつらを脱ぎ捨てて
ママとハグしあったところからおかしくなります(笑)
いつの間にか髭も白くなってるし(笑)

で、何が言いたいのかわからんというわけではなく、
要するに「アフリカっていいところだYO!」というのが言いたいんだなーと。
それはすごくよくわかりました。

結局クリストって何?
なんか本当に超能力的なアレを持った人だったのか
(実際、手がかり何もない状態から村の方向探り当ててたしなw)
そしてその割にはデニス・ホッパーにバキューンと一撃で殺られとるし

つーかそもそも証言をするはずだったのが
射殺しちゃっていいのかよ!とか

その辺の突っ込みはぜんぶ無用のものなのだ。
だって要するに主旨は「アフリカって(以下同文)」だからね。

この、なんというか、あまりにも着飾らないというか
とりあえずこれが言いたいんです!というのが伝わってくる荒削りっぷりは
最近好きな中国映画となんか共通してるものがあるなーと。
だから、真面目に考えると突っ込みどころ満載のC級なのかも知れないけど
妙にいとおしく感じてしまうのでした。
最後まで終わって、主要な登場人物は不幸にもならず、死んだりもせず
この先も生きていくんだ、という前向きな終わり方をしたのも
なんだかんだで評価ポイントのプラスに繋がっていると思う。
by manball | 2008-05-26 21:14 | 映画感想 さ行
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