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特攻野郎Aチーム シーズン1 その1
1983
原題:A-Team 日本では大半の人が「ベトナムで鳴らした俺たち特攻部隊は~」 という冒頭のナレーションでご存知と思われる 83年から放映のめりけん産のTVドラマ「A-Team」であります。 年代モノなのでそれほど過度の期待はしていなかったのですが 見始めてみるとこれがなかなか。 80年代からこれほどのクオリティのTVドラマを作ってるようなめりけんは やはりあなどれないな~と舌を巻いたのでした。 ベトナム戦争の伝説的コマンド部隊である主人公たちは 濡れ衣によって戦後、軍に追われる身となりLAの地下に潜伏、 で、困っている人がいると報酬に応じて助けてあげる傭兵部隊となり 東へ西へ大活躍…というのがおおまかな話のプロットです。 何が面白いかというとこのドラマ やはりまずはキャラクター同士の絶妙な掛け合いが楽しい。 策略家なんだけどいつも「計画どおり」に事が運ばないのがお約束な リーダーのジョン・ハンニバル・スミス 口八丁手八丁で相手を手玉に取る顔のいいサワヤカ詐欺師フェイスマン モヒカンに髭、ジャラジャラにつけた金のアクセサリと見た目からして異様な巨漢 メカニックと運転の天才B.A.バラカス B.A.は「Bosco Albert」の略なのだが通称もB.A.で こちらはBad Attitude(態度の悪い奴)の略(笑) (日本語版では「コング」になってますが実はこれは日本語版独自の仕様らしい。) 頭のおかしいほんものの狂人だけど飛行機の操縦はコレマタ天才的というマードック (これも日本語版の通称「モンキー」は独自仕様のようだ) の四人がメインなのですが 毎回、仕事のたびに精神病棟からあの手この手をデッチ上げて マードックを一時退院させるフェイスとか きちがいマードックを毛嫌いするB.A.とそれを知っててからかうマードックとか まあとにかくしっかりと描き分けされたキャラクターがよく動く動く。 主人公たちはおたずねものとはいえ、基本的に殺しはしません。 堂々と表通りを歩くこともできない身なので 重火器やらなにやらを正面から使うこともせず 基本的な話の流れとしては 作戦で使うような道具のかずかずは現地調達となります。 大抵の場合は計画どおりにいかず、いろいろなピンチに立たされるわけですが この人たち(特にハンニバル)はスリル中毒(劇中では「on the jazz」と表現される)でして そういう状況になるたびに目を輝かせながら ありあわせのものでいろいろな武器やら仕掛けやらを作っていくという 謎かけ→謎解き構造に近いのも毎回のみどころです。 毎回45分で一話完結なため テンポよく観れるのも特徴です。 ほんとに毎回よくもまあこの時間内で 起承転結を作りつつきっちりとまとめられるものです。 とりあえず1~5話まで観ましたがやっぱり面白かったので 続きも観ることにします。 これはオススメ。 01&02、Mexican Slayride(Pilot) この回はパイロット版ということで二話分の長さだったんですね。 毎回一時間半なのか?@@ と一瞬驚きました。 依頼人がA-teamを探し出し、審査があって、それからようやく依頼受諾という流れが 尺の長さを活かしてじっくりと描かれました。 今回は何も知らない視聴者=エミーという視点の持っていき方でしたが、 その流れでそのまま彼女のも今後A-teamの仲間入り、 一緒に仕事をしていくことになる…という構成はウマイと思った。 というかまさか本当に仲間入りするとは思わなかった(笑) そしてパイロット版だからこそってのはありますが 各キャラクターの特徴もこの回でそれぞれきっちりと描写 フェイスの中の人はなぜかこの回だけ別人でしたが…大人の事情かな@@ 酒場でボコボコに殴り合いをしたB.A.がなぜか血も流さずきれいなままというのはご愛嬌か(笑) 03、Children of Jamestown 田舎の山奥で暮らすカルト教団から依頼人の娘を救出…というのが今回の仕事。 実質、45分枠での最初の回ということで話のテンポに慣れるという趣旨もあった。 ハンニバルはブーツにこだわっていたが正直、趣味としては微妙だ(笑) 04、Pros and Cons 囚人を使い賭けボクシングをやらせる悪質刑務所にB.A.の友人を救出に乗り込む話。 やっぱり殴られても血が全然でないのが気になったりならなかったり・・・ 今回はTraaaash Baaaag!のマードックに爆笑 やっぱ気違いキャラはいいなぁ 05、A Small And Deadly War 金をもらって暗殺者まがいのことをしている悪のSWATチームを潰す話。 フェイスと組んでの詐欺師業がすっかり板についてるエミーは もともと詐欺師の才能があったのだろうか(笑) エリート集団SWATをプロのコマンド部隊らしく翻弄してみせるA-teamが痛快 06、Black Day At Bad Rock フェイスのしくじりで銃創を負ったB.A. 輸血に必要な血液型AB-を持つのはマードックだけ…というラインと バッド・ロックの村を襲うモーターサイクル・ギャングを退治 という二本が平行して進んだ一話。 相変わらずテンション高く韻を踏んで話すマードックがワラエタ つられておかしくなってるB.A.もワラエタ こちらも相変わらずのハンニバルの不良親父っぷりも堂に入ってきたなぁ。
by manball
| 2007-06-02 11:44
| 海外ドラマ その他
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